>> 序,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18
幾何分布(2)確率の和が1であることの確認
前回導入したように、幾何分布とは次のような分布です。
確率
で0
確率
で1
確率
で2
確率
で3
![]()
確率
で ![]()
![]()
確率分布で実現しうる値の集合を、その確率分布の「台 (support)」と言います。ベルヌーイ分布の台は
,二項分布の台は
でしたが、幾何分布の台は
です。実現値に上限がなく、理論上どんな大きな整数も起こりうるのです。
ところで、確率は全て足したら1に等しくなければなりません。幾何分布の場合であれば
![]()
が成立していなければならないということになりますが、ちゃんと成立しているでしょうか。実は、
![]()
というのがありました。両辺に
次回は幾何分布の期待値を計算します。
>> 確率分布(離散型)(11)幾何分布(3)期待値
