>> 序,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18
確認問題2(理論編)
問1
ベルヌーイ分布とはどんな分布か。ベルヌーイ分布の分散はいくつか。
問2
確率 で という値をとり、確率 で という値を取る確率変数の期待値と分散を求める際、ベルヌーイ分布のそれを利用する方法を簡単に説明してください。
問3
ベルヌーイ試行の例をあげてください。
問4
二項分布とはどんな分布か。二項分布のパラメータは何か。
問5
二項分布の期待値と分散を求める際、ベルヌーイ分布のそれを利用する方法を簡単に説明してください。
問6
ある飛行機に座席が3つあり、航空会社が座席チケットを1枚1万円で売るとする。買った人は必ず乗るわけではなく、 の確率で空港に現れない。チケットを買った人たちが来るか来ないかは、互いに無関係である。また、チケットは前払いでキャンセルできない。航空会社が座席の数以上のチケットを売るとしよう。定員オーバーで乗れなかった客がいる場合、変わりの便の用意と慰謝料のため、一人につき2万円のコストがかかる。この航空会社がチケットを5枚売るとき、収入は空港に現れない客の数に依って変わる。収入の確率分布を表で表しなさい。
問7
の場合の幾何分布はどんな分布か。裏が出るまでコインを投げ続けた場合、おもてが2回以上出る確率はいくらか。
問8
幾何分布の期待値を計算する手順を説明してください。
問9
ポアソン分布で整数 が実現する確率はいくつか。( の展開公式から導く。)
問10
の場合の負の二項分布はどんな分布か。裏が2回出るまでコインを投げ続ける場合、おもてが2回以上出る確率はいくらか。
ごくろうさまでした。以上で離散型の確率分布に関する勉強は終わりです。次は連続型の確率分布について勉強しましょう。
解答:
問1:第1, 2回を参照。
問2:第3回を参照。
問3:第4回を参照。コイン投げ、宝くじを「バラ」で何枚も買う、バスケのシュートを何度もやる、子供を何人も産むなど。
問4:第5, 6回を参照。 と が二項分布のパラメータ。
問5:第7回を参照。
問6:第8回を参考に。欠席者が2人以上出てくれれば5万円の売上げがまるまる収入となる。欠席者が1人だけだと1名の定員オーバーとなり、2万円引かれてしまうので、3万円が収入である。欠席者が0人だと、2名の定員オーバーにとなり、さらに2万円引かれて収入は1万円となる。航空会社の収入を表にすると以下のようになる。
問7:第9回を参照。1回目で裏が出る確率は ,1回目で表、2回目で裏が出る確率は である。合わせて が「表が0回または1回」の確率なので、「表が2回以上」の確率は である。
問8:第11回を参照。
問9:第13回を参照。
問10:第16回を参照。表が1回以下になるシナリオは、「裏裏」「裏表裏」「表裏裏」の3つであり、それぞれの確率は , , で、合計 .よって表が2回以上出る確率も である。