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行列のかけ算4 行列のサイズ


2つの行列のかけ算をする際、気に留めておくべきポイントが2つあります。ひとつは、前の行列の列数と、後ろの行列の行数が、必ず一致していなければいけない、という点です。


次の図は、前方の行列は mn 列,後方の行列は nk 列を持つ状況を表しています。この場合は、「前の行列の列数=後ろの行列の行数」となっています。




これにより、前の行列から1行、後ろの行列から1列とってきたときに、両者の内積を計算することができるのです。


2つめのポイントは、前の行列の行数 (m)と、後ろの行列の列数 (k) が、かけ算の結果の行数・列数になる点です。積の結果はmk 列の行列となります。


ABC のように、3つ以上の行列の積を考えるときも、考え方は同じです。次回は3つ以上の行列の積を考えてみましょう。

>> 行列の基本(8)行列のかけ算5 ABC