3種類の生産関数
生産要素(資本や労働)を投入すればするほど、多くの財を産出することができます。この、「投入量」と「産出量」の関係を表すときに用いるのが「生産関数 (Production function)」です。生産関数には、いくつかの種類があります。
1.労働のみをインプットとする生産関数



2.資本のみをインプットとする生産関数

3.資本と労働の両方をインプットとする生産関数
厨房設備と料理人、航空機とパイロットといった具合に、ほとんどの産業は資本と労働の両方を必要としますから、このタイプの生産関数がぴったり当てはまります。
このタイプの関数でよく用いられる重要なものが、「コブ・ダグラス型」の生産関数です。
という形をした関数(ただし



コブ・ダグラス型の生産関数では、投入量を倍にすると産出量も倍になります。次回はそれを説明します。
>> 生産のモデル化(4)収穫一定
