添え字が2つの場合
今回から、 に添え字が2つ付いている例を見てみましょう。
仲良しな3人がいて、それぞれ「1」さん、「2」さん、「3」さんと呼ぶことにします。そして、 を「
さんが
さんに買ったクリスマス・プレゼントの費用」とします。たとえば
は、1さんが3さんに買ったプレゼントの費用です。
この場合、プレゼント費用の全体の合計は
と書けます。「


ということです。ここで、

自分で自分に買ったプレゼントの費用は、合計費用には入れたくないという場合もあるでしょう。その場合は
などと書きます。「


です。
今度は、プレゼントの例はやめて、






と書くことができます。意味は
です。このように、和のシグマ表記は、何を足すのかが明確であれば、適宜柔軟に用いてよいのです。
次回は添え字が2つの場合を発展させていきます。
>> 和の記号シグマ(6)二重のシグマ その1