最大化(2変数・制約なし)
前回は1変数関数の最適化をしました。今回は2変数関数の最適化です。例として、 を最大化しましょう。問題を正式に書き表すと
です。
![Rendered by QuickLaTeX.com x_1, x_2](https://blog-study-economics.com/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-63a07c904484538f7253102eb5909b2e_l3.png)
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![](https://blog-study-economics.com/wp-content/uploads/2021/03/diagram056_solver07-1024x484.png)
試しに ,
としてみましょう。このときの関数の値が表示されます。
![](https://blog-study-economics.com/wp-content/uploads/2021/03/diagram056_solver08-1024x488.png)
ソルバーを立ち上げ、目的関数にはセルB3、変数にはセルB1, B2を指定します。エクセルが自動で$マークを挿入することがありますが、結果に影響はありません。今回は「最大化」を選択してください。
![](https://blog-study-economics.com/wp-content/uploads/2021/03/diagram056_solver09-883x1024.png)
「解決」をクリックすると、ソルバー が問題を解き始め、5〜6秒後に答えが表示されます。,
のとき、最大値
になることが分かります。(数値的に解いているので、多少の誤差があります。)
![](https://blog-study-economics.com/wp-content/uploads/2021/03/diagram056_solver10-1024x812.png)
これも動画で流れを確認してください。
ここまで、制約条件が無い最適化を考えてきました。次回は、制約条件つきの最大化問題に取り組みます。
>> エクセル・ソルバー(3)最大化(2変数・制約あり)