資産が3種類の場合で証明します。n種類でも考え方は同じです。
A, B, Cそれぞれの株に , , ずつ、合計 万円投資した結果、それぞれ価値が , , になり、合計で 万円になったとします。
(本文の数値例では , , で合計 万円でスタートし、それが , , で合計 万円になりました。)
ポートフォリオの収益率は から1引いたものです。よって
(1番目の=はを代入しただけ、2番目のイコールは分数の足し算を分けただけです。3番目の=は、右辺から左辺に戻れることを確認する方が簡単です。右辺を約分すると左辺になります。4番目の=も右辺のカッコを展開し、左辺に戻れることを確認してください。)
最後の式で、, , はそれぞれ当初のポートフォリオ・ウェイトであり、, , は各銘柄の収益率ですから、全体の収益率が、各銘柄の収益率の加重平均であることが証明されました。
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